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生い立ち(1) [先天性]

母は動けなかった為、後から聞いた話ですが、
父と地元の産院の先生のひとりが付き添ってくれたそうです。

今はどうかわかりませんが、当時は自治体が変わると、
救急車を乗り換えしなければならず、本当に大変だったと申しておりました。

半世紀上も前に協力して下さった救急隊の方、
同乗して下さった先生には頭があがりません。


都内の大学病院に到着してからも、担当の先生に
「女の子がダメだったら男の子も諦めてください」と言われたそうです。

自然界では女性の方が生命力が強いそうで、その関係からの言葉でしたが、
数時間前にこの世に生を受けたばかりで、命の宣告を受けてしまった私たち、

その後、股関節が外れているのが見つかったり、右目に外斜視が見つかったり
1450gしかない私たち双子は、3~4か月この大学病院にお世話になる事になります。


3~4か月経過後、標準体重に近づき、
無事退院になった私たち、よく母が申していた事があります。

安定期に入り、ベビーグッズを購入しに都内まで出かけたそうです。

双子がお腹にいますから、早く歩く事が出来なかったそうなのですが、
父はそんな母を気遣う事もなく、遥か先を一人で歩いていて、結局はぐれたそうです。



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